第41~44回 梁山泊の体制が整う

◆第四十一回

第四十回で「小聚義」をした晁蓋らは、江州を攻撃する。穆氏の援助を受けながら、蔡九に向けて宋江の謀反を告発した人(無為軍の黄文炳)を懲らしめる。
張順・李俊の水軍が活躍する。
宋江晁蓋が、隣の家に放火して、「隣の家が火事です」といってなだれこみ、黄文炳を攻め滅ぼす。黄文炳を切り刻んでしまう。

宋江晁蓋に、「晁蓋さんに会えて嬉しい」と平伏する。

道すがら、欧鵬・蒋敬・馬麟・陶宗旺が味方になるけれど、キャラが立たないので描写する必要なし。
梁山泊に帰って、あたらしい序列を決める。決めたあと、宋江が、ちょっと梁山泊を降りる用事がある、、と言い出す。

◆第四十二回

宋江は、済州(閻婆惜殺し)・江州(反逆の詩)という罪があるから、父を梁山泊に引き取りたいという。
宋江が帰宅すると、朱仝・雷横のかわりに、故郷で役人をやっている趙氏の兄弟に追いかけられる。廟のなかに隠れると、神秘が起きて、捕まらずにすむ。
女神が現れて、「天書三巻」をもらう。
「宿に遇うは、重々の喜び」と、宿元景との出会いをほのめかす。
 ※宋江が招安を受けたがるのは、朝廷のコネだと思う。
のちに衣装を借りる宿元景とのパイプが理由だと思う。

宋江は夢から覚めて、李逵らに助け出してもらう。

ふと、公孫勝が薊州に帰郷して、母を迎えにゆく。
それを見た李逵も、母を迎えにゆく。

◆第四十三回

李逵は、3つの約束をして帰郷を許される。
李逵の同郷!の朱貴は、弟の朱富を頼れという。
 ※朱貴を同行させて、驚き役・解説役を任せてもいい

道中、李逵は、にせものの李逵に会い、こらしめる。
李逵は、母親を虎に食われる。

李逵は、にせものの李逵の妻のために、捕らわれる。
朱貴がきて、朱富とともに李逵を救出する。

◆第四十四回

李逵がぶじに帰ってくる。朱富(イラネ)が梁山泊に入る。
梁山泊で、役割分担を決める。

公孫勝の帰りが遅いので、戴宗が薊州に迎えにゆく。
道中で、楊林(イラネ)に出会って、神行の術をかけてやる。
鄧飛・孟康・裴宣らが出会うが、「地煞星だから」気が合う。イラネ。

戴宗は、病関索の楊雄と、ちらっと出会う。
ここからは、「列伝」のパートに入るので、区切れる。
駒田訳では、中の84ページ。