梁山泊の初代_王倫は「実在」

宮崎市定によれば、『水滸伝』で、梁山泊の初代首領だった王倫は、史書にみえる人物。京東路に属する虎翼軍という警察を主とする部隊の軍卒。仁宗の1043年、長官を殺害して、年号をたて、官名をあらため、数州を荒らした。

淮南路の高郵軍にせまったとき、知軍事の晁仲約は、軍備がないことから、住民に金品を供出させて、王倫をもてなした。歓迎された王倫は、その地域を荒らさずに去っていった。晁仲約の行動は、のちのち問題となった。


王倫の前史とか、スピンオフとか、おもしろいかも!